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実用新案登録番号
意匠登録番号
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第3168827号
第1422824号,第1422825号
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気管内チューブの閉塞を防ぐ目的で使用されるバイトブロックは、ごく一般的なものとして広く使用されています。しかし、その形状や硬さから口腔内を圧迫し潰瘍や歯の脱臼等を発生してしまうことが多く発生しています。
また、術者がこれを固定するときに気管内チューブとバイトブロックの方向が一致しにくく固定し難いという問題点もあります。
形状に関する問題点は歯の咬み合わせや解剖学的構造を考慮した形状にすることによってある程度回避できると考えこのバイトブロックを開発しました。
硬さに関しては、なるだけ柔らかい材質を使用する方が潰瘍や脱臼を防ぐには効果的です。どれほどの硬さであれば口腔内に優しく、かつ、本来の目的である患者さんが強く咬合した時に気管内チューブの開存を保つことができるかについて開発を進めました。
さらにVAP(Ventilator Associated Pneumonia: 人工呼吸器関連肺炎)の発生原因の一つとしてバイトブロックの使い回しが挙げられ、その予防の観点からもコストパフォーマンスの高い滅菌済みディスポーザーブル製品が求められる傾向にあります。
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キュアケアバイトブロックSL
(シリコンゴム製サイズL)
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キュアケアバイトブロックPL
(ポリエチレン製サイズL) |
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キュアケアバイトブロックSS
(シリコンゴム製サイズS) |
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バイトブロックの留置により潰瘍の発生が多くみられる部位は、上下唇内側、上顎口腔内、舌など様々で、早い場合は数時間で潰瘍を形成してしまうこともあります。
これは従来型のバイトブロックのフランジ(ツバ)が同一平面にあるため、前歯の咬みわせのずれによってバイトブロック留置時に真っ直ぐ咽頭方向に向かいにくく、上唇や口腔内を圧迫しやすい構造であることも一つの原因であると想定されます。(左図参照)
さらにこの構造は気管内チューブとバイトブロックを同方向に沿わせることを困難にし、固定時のわずらわしさだけでなく、長時間留置を不安定なものとしています。
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特長 |
利点 |
上顎前歯と下顎前歯のかみ合わせのずれにあわせてフランジ(ツバ)を配置しました。 |
バイトブロックが咽頭方向に向けて真っ直ぐに挿入されやすくなり、口腔内の圧迫を低減。さらに気管内チューブと交差しにくくなり固定しやすくなる。(図) |
上顎前歯と下顎前歯の傾きにあわせてフランジ(ツバ)を傾けました。 |
唇内側への圧迫を低減。(図) |
ソフトタイプ(シリコンゴム)とハードタイプ(ポリエチレン)の2タイプを用意しました。 |
患者さんの状況と留置期間に応じて選べる2タイプを用意。 |
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( )内数字はサイズS寸法
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※フランジの厚みは
シリコンゴム製サイズLで3mm、シリコンゴム製サイズSで2.5mm、ポリエチレン製の場合は2mmとなります。
※反対咬合(いわゆる受け口)の場合は上顎前歯側、下顎前歯側が逆になります。
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バイトブロックの本来の目的である気管内チューブの開存を保つことに加えて、潰瘍を低減させる目的を達成するためには、硬さと柔らかさの背反する2つの条件を満たすことが求められます。
一般的な気管内チューブを完全に閉塞させた時のチューブの厚みは約3mmであるのに対して、シリコンゴム製キュアケアバイトブロックに300N (30.6kgf)荷重※をかけた時の厚みは約8.0mmです。患者さんが強く咬合したときにもチューブの開存を維持できるように設計しました。
※健常成人男性の前歯の最大咬合力はおよそ30kgf程度です。(新潟歯学会誌 29(1):1999)
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品番 |
品名 |
材質 |
滅菌 |
梱包単位 |
分類 |
JANコード |
製造国 |
1101 |
キュアケアバイトブロックSL |
シリコンゴム製
サイズL |
EOG
滅菌済
個装 |
50個 |
法第2条
第4項
適用外 |
4580320710019 |
日本 |
1102 |
キュアケアバイトブロックSS |
シリコンゴム製
サイズS |
EOG
滅菌済
個装 |
50個 |
法第2条
第4項
適用外 |
4580320710026 |
日本 |
1201 |
キュアケアバイトブロックPL |
ポリエチレン製
サイズL |
EOG
滅菌済
個装 |
50個 |
法第2条
第4項
適用外 |
4580320710040 |
日本 |
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- キュアケアバイトブロックは一人患者用です。
- 本品は潰瘍等の損傷を低減することを保証するものではありません。
- 本品は医療機器との併用による補助的な製品であり生命維持を目的とした製品ではありません。
- 本品は医療機器との併用による補助的な製品でありチューブ固定、チューブ保護の確実性を保証するものではありません。
- 専門の医師がご使用ください。
- 異常が早期に発見できるよう常に監視してください。
- バイトブロック表面に損傷等異常が認められる場合は直ちに新しいものと交換してください。
- パッケージや本体に破れ、破損等異常が認められる場合には使用しないでください。
- 挿管に関しては院内のプロトコールに従ってください。
- 雑菌の増殖が考えられますので院内の手順に従って定期的に交換してください。
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